慢性腎臓病(CKD)とは慢性に経過する、全ての腎臓病のことを言います。 現在、成人の8人に1人が患っていて、初期の段階では自覚症状ほとんどがないため、誰もがかかる可能性のある『新たな国民病』とも言われています。
腎臓は泌尿器系の器官の一つで、血液からの老廃物や余分な水分や塩分をろ過や排出し、身体に必要なモノは再吸収し、体内に溜める働きをする、『身体を正常な状態に保つために重要な役割』を担っています。そのため、慢性腎臓病によって腎臓の機能が低下し続けると、様々なリスクが発生します。
治療方法
生活習慣の改善を行い、食事療法や薬物療法による血圧管理、脂質代謝管理などを総合的に行います。
次のような症状の方はお気軽にご来院ください。
- ● 尿の色がおかしい、泡立っている
- ● 夜中、何度もトイレに行く
- ● 顔色が悪い
- ● 手足がむくみ、指輪や靴がきつくなる
- ● 立ちくらみ、貧血
- ● 疲れやすい、倦怠感、息切れする
- ● 健康診断で尿たんぱく陽性が出た方
- ● メタボリックシンドロームと診断された方、など
(メタボリックシンドロームは慢性腎臓病の危険因子です。)
慢性腎臓病(CKD)は初期には自覚症状がほとんどありません。 腎臓は一度ある一定のレベルまで悪くなってしまいますと、元に戻る見込みはなく、そのまま放置しておくと、ますます進行し、命に関わる恐れも出てきます。
◎ 何よりも早期発見、早期治療が重要です。定期的に健康診断を当院で、受けられることをお勧め致します。